最初に訪れたのは、お姉さんも「きっとあなたたちの気に入るわよ」とお勧めしてくれた、ハイデ近代美術館です。( Heide Museum Of Modern Art https://www.heide.com ) 電車に乗って行く郊外にあり公園の中のいくつかの建物で構成されています。リード夫妻がここに建てた自宅で1934年から芸術のパトロナージュを始めたのがこの美術館の始まりです。 全体に自由で解放された楽しい空気が満ちているのも、きっと彼ら創始者たちから生まれた気風なのだと思います。やっぱり、アートはいいですね!
次に訪れたのは、ヴィクトリア国立美術館です。( National Gallery of Victoria https://www.ngv.vic.gov.au ) 2つの場所に分かれており、両方に行ってみました。 NVG Internationalと呼ばれている大きな建物の方では同時にいくつもの展示を開催していましたが、中でも夢中になってしまったのは、川久保玲さんのファッションレーベル、コムデギャルソンの回顧展です!各時代のお洋服実物 多数のほか、素敵だったのはコレクション映像がいくつかの壁面にずっと映写され続けていたことです。ファッション専門学校の学生だった80年代初頭、コムデギャルソンはヨージヤマモトと並んで圧倒的な存在で、それらの映像を見たらあの時のかっこいい!という感動が蘇り、またまた音楽もかっこよく、痺れてそこから動けなくなってしまいました。笑 本当に衝撃的で斬新でかっこよかったコムデギャルソン。この世界観を再び見て、女性が自分らしく、自分にとって自然にしていて良い。というメッセージを感じました。女性の本来の強さも感じました。本来それはとても自然なことであるということも。「女性」というくくりにともすると縛られがちなわたしたちですが、そこから解き放たれて良いのだ、と改めて自覚します。これからも自分なりの女性性は何かと考えていきたいです。 ・・・そんな風に深く感動させられ、考えさせられた展示に出会えて幸せでした!